寒い季節も終わり、桜の咲く季節となりました。4月から新生活のスタートを切った人も多いのではないでしょうか。私も今年の3月に歯科衛生士の専門学校を卒業し、少しずつではありますが歯科衛生士業務を始めています。
学生時代、岩手医科大学の歯科医療センターで実習をしていたのですが、医大の小児歯科にはむし歯が多い小さい子の受診が多く見られました。そこで今回は定期的なフッ素塗布についてお話しようと思います。

フッ素はミネラルの一種で、むし歯予防に効果的な物質です。歯がカルシウムなどを取り込みやすくするので、酸によって溶かされた歯の修復を助けてくれます。ですが、このフッ素にも効果的な時期というのがあるんです。
フッ素塗布の効果的な時期は4歳〜14歳と言われています。永久歯は萌出してから2年程が1番フッ素の取り込みができる時期です。ということは6歳臼歯は9歳頃からフッ素塗布を始めても効果が低くなってしまうというわけです。
当院では0歳〜12歳のお子様を対象に「カムカムクラブ」へのご案内をしています。保険診療で行う内容で、もちろんフッ素塗布も含まれています。年齢に応じてフッ素の濃度や塗布方法を変えているので0歳から行うことができるため、効果的な時期にしっかりフッ素で歯を強くすることができます。また、自分で歯を磨けるようになるサポートをすることで、大人になってもきちんと磨けるようにしています。

13歳からはウェルカムJrに、18歳以降はウェルカムクラブと名称は変わりますが、長い間定期的にメインテナンスができるシステムがあります。美容院で髪をキレイにするような感覚で、お口の中もキレイにする習慣をつけてみませんか?私たちが全力でサポートしますのでご相談ください。歯科衛生士の中村でした。
