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高橋衛歯科医院です。
毎日歯磨きをしていても、歯石ができてしまうことに悩んでいる方は少なくありません。
一度付着した歯石は自然には取れず、そのまま放置するとさまざまなリスクを引き起こします。
歯石の危険性は歯科医師や歯科衛生士が日常的に指摘するほど重要視されています。
今回は、歯石が放置されることで起こる異変やその対処法について詳しく解説します。
正しい知識を得ることで、お口の健康を長期間守ることができます。
結論として、歯石は放置せず、歯科医院で定期的に取り除くことが必要不可欠です。
歯石とはどのようなものか
歯石は歯垢が唾液中のミネラル成分と結びついて硬くなったものです。
歯石には歯茎より上につく歯肉縁上歯石と歯茎の下につく歯肉縁下歯石があります。
歯石の表面はザラザラしており細菌が付着しやすくなります。
自分でブラッシングしても除去することはできず専門的な処置が必要です。
以下は歯石の特徴です。
- 表面が硬くザラザラしている
- 色は黄白色や黒色になる
- 歯ブラシで落とせない
- 時間が経つとより硬くなる
- 虫歯や歯周病の原因になる
歯石を放置した場合のリスク
歯石を放置するとさまざまなトラブルが起こります。
まず歯石の表面にさらに汚れや細菌が付着しやすくなります。
その結果、歯周病が進行し歯を支える骨まで溶けてしまう恐れがあります。
また口臭の原因にもなり日常生活に悪影響を及ぼします。
以下は歯石放置による注意点です。
- 歯周病が悪化しやすい
- 歯茎が腫れて出血する
- 口臭が強くなる
- 歯の見た目が悪くなる
- 最悪の場合歯が抜ける
自分で歯石を取るリスク
市販のスケーラーを使って自分で歯石を取ろうとする方もいます。
しかし自己流の歯石除去は歯や歯茎を傷つけるリスクがあります。
特に歯肉縁下歯石は目に見えない部分にあるため取り残しが発生しやすいです。
さらに適切な角度や力加減ができないと歯が欠けたり歯茎が下がる原因にもなります。
安全に歯石を取るためには必ず歯科医院でのケアを受けることが必要です。
歯科医院で行う歯石除去の流れ
歯科医院では専用のスケーラーを使用して歯石除去を行います。
まずは超音波スケーラーで大きな歯石を取り除きます。
次にハンドスケーラーで細かい部分まで丁寧に除去します。
最後に歯の表面を研磨し汚れが付きにくい状態に整えます。
以下は歯石除去の特徴です。
- 超音波と手用スケーラーを併用
- 痛みや負担は最小限
- 歯の表面を滑らかに仕上げる
- 処置時間は30分から60分程度
- 3ヶ月から6ヶ月ごとの定期検診がおすすめ
歯石予防のためにできること
歯石はできる前に予防することが最も重要です。
日々の丁寧な歯磨きに加えフロスや歯間ブラシの活用が効果的です。
また定期的に歯科医院でクリーニングを受けることも欠かせません。
以下は歯石予防のポイントです。
- 1日2回以上の歯磨きを徹底する
- 歯間ブラシやフロスを使う
- 舌や歯茎まで優しく磨く
- 規則正しい生活習慣を心がける
- 3ヶ月から6ヶ月に1回は歯科医院でチェック
まとめ
歯石は一度できてしまうと自然には取れず放置すると歯周病や口臭などさまざまなリスクを招きます。
自己流での除去は危険が伴うため必ず歯科医院での専門的なケアを受けることが大切です。
日常のケアと定期的な歯科受診を両立することで健康なお口を維持できます。
歯石が気になる方は早めの受診をおすすめします。
少しでも参考になれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございます。
監修者
高橋 衛 | Takahashi mamoru
岩手医科大学歯学部卒業後、岩手医科大学歯学部口腔外科第二講座入局し、
医療法人 高橋衛歯科医院設立 理事長就任、MAMO IMPLANT CLINIC MALIOS 開設
【所属】
・日本歯科医師会
・岩手県歯科医師会
・盛岡市歯科医師会
・歯科医師臨床研修指導歯科医
・岩手県保険医協会
・日本口腔外科学会
・日本口腔インプラント学会
・EUROPEAN ASSOCIATION FOR OSSEOINTEGRATION
・AMERICAN ACADEMY PERIODONTOLOGY
・岩手医科大学歯学会
・デンタルコンセプト21 会員
・日本歯科東洋医学会
・JIADS Club 会員
・P.G.I Club 会員
・スピード矯正研究会 会員
・床矯正研究会 会員
・近代口腔科学研究会 会員
【略歴】
・岩手医科大学歯学部 卒業
・岩手医科大学歯学部口腔外科第二講座 入局
・「高橋衛歯科医院」 開業
・「MAMO IMPLANT CLINIC MALIOS」 開業
岩手県盛岡市の歯医者・歯科
『高橋衛歯科医院』
住所：岩手県盛岡市北天昌寺町７−１０
TEL：019-645-6969
