インビザラインとホワイトニングは同時OK!後悔しないための最適な進め方

インビザラインとホワイトニングは同時OK!後悔しないための最適な進め方
盛岡市にある歯医者・歯科、高橋衛歯科医院です。

インビザライン治療中に「歯も白くしたい」と考える方は多くいらっしゃいます。結論から申し上げますと、インビザラインとホワイトニングを同時に進めることは可能です。歯並びが整う過程で、歯の色も同時に改善できるというのは、多くの方にとって魅力的な選択肢でしょう。

しかし、安全かつ効果的に理想の口元を手に入れるためには、いくつか注意すべき点があります。ホワイトニングの種類やそれぞれの特徴、インビザライン治療と並行して行うことのメリットとデメリット、さらには最適なタイミングや、後悔しないための重要なポイントを理解しておくことが大切です。

この記事では、インビザライン治療中のホワイトニングに関する疑問や不安を解消できるよう、具体的な情報と専門的な視点から詳しく解説していきます。ぜひ最後までお読みいただき、理想の笑顔への第一歩を踏み出すためのお役立てください。

  1. 結論:インビザラインとホワイトニングの同時進行は可能!ただし注意が必要
  2. まずはホワイトニングの基礎知識を知ろう!3つの種類と特徴
    1. オフィスホワイトニング:歯科医院で受ける即効性の高い施術
    2. ホームホワイトニング:自宅でじっくり歯を白くする方法
    3. デュアルホワイトニング:2つの方法を組み合わせて効果を最大化
  3. インビザライン治療中にホワイトニングを同時に進めるメリット
    1. メリット1:矯正用のマウスピースをホワイトニングに利用できる
    2. メリット2:治療期間中の見た目のコンプレックスを軽減できる
    3. メリット3:効率良く理想の口元を目指せる
  4. 要注意!インビザラインとホワイトニングを同時に進めるデメリットとリスク
    1. リスク1:アタッチメント周辺に色ムラができる可能性がある
    2. リスク2:矯正中の歯が刺激に敏感になり、知覚過敏を起こしやすい
    3. リスク3:歯の移動によってホワイトニング効果が均一に見えないことがある
  5. 【タイミング別】インビザラインとホワイトニングの最適な進め方
    1. ケース1:矯正治療と「同時」に進める場合
    2. ケース2:矯正治療が「完了した後」に進める場合
    3. ケース3:矯正治療を「始める前」に進める場合
  6. インビザライン中のホワイトニングで後悔しないための3つのポイント
    1. ポイント1:自己判断はNG!必ず歯科医師に相談する
    2. ポイント2:安全のため市販のホワイトニング製品は避ける
    3. ポイント3:痛みや違和感があれば無理せず中断する
  7. インビザラインとホワイトニングに関するよくある質問
    1. Q1. ホワイトニングの費用はどれくらいかかりますか?
    2. Q2. ホワイトニング剤でインビザラインのマウスピースが変形しませんか?
    3. Q3. ホワイトニング後の歯の白さを長持ちさせるコツはありますか?
  8. まとめ:信頼できる歯科医院で相談し、理想の白い歯と歯並びを手に入れよう
    1. 監修者

結論:インビザラインとホワイトニングの同時進行は可能!ただし注意が必要

インビザラインとホワイトニングの同時進行は、技術的には「可能」です。歯並びの矯正と歯の漂白を並行して行えるため、効率的に理想の口元を目指したい方にとっては魅力的な選択肢と言えるでしょう。

ただし、誰にでも一概におすすめできるわけではありません。お一人お一人の歯の状態、矯正の進捗状況、そして何よりも歯の表面に接着する「アタッチメント」の有無が、同時進行の可否や適切な方法を判断する上で非常に重要な要素となります。アタッチメントはインビザライン矯正の効果を高めるために用いられる小さな突起で、これがホワイトニング剤の浸透を妨げ、色ムラのリスクを高めることがあるためです。

また、矯正中は歯が動いているため、通常よりも歯や歯茎が敏感になりやすく、ホワイトニング剤による知覚過敏が起こりやすいといったデメリットも考慮しなければなりません。これらのメリットとデメリットを十分に理解し、ご自身のケースに照らし合わせて慎重に検討することが、後悔しないための鍵となります。必ず歯科医師と相談し、最適な進め方を見つけるようにしましょう。

まずはホワイトニングの基礎知識を知ろう!3つの種類と特徴

歯の美しさを追求する上で欠かせない「ホワイトニング」とは、歯そのものを内側から白くしていく審美治療です。日々の食事や生活習慣によって歯の表面に付着する着色汚れ(ステイン)だけでなく、加齢や遺伝によって歯の内部が黄ばんで見える場合にも、専用の薬剤を用いることで、歯本来の白さ、あるいはそれ以上の白さを引き出すことができます。

ホワイトニングには大きく分けて「オフィスホワイトニング」「ホームホワイトニング」「デュアルホワイトニング」の3種類があります。それぞれ施術を行う場所や、効果の現れ方、特徴が異なり、ご自身のライフスタイルや目指したい白さに合わせて選択することが重要です。次の見出しからは、それぞれのホワイトニングについて詳しく見ていきましょう。

オフィスホワイトニング:歯科医院で受ける即効性の高い施術

オフィスホワイトニングは、歯科医院で歯科医師または歯科衛生士によって行われる専門的なホワイトニングです。高濃度のホワイトニング剤を歯に塗布し、特殊な光を照射することで薬剤の浸透を促進し、歯を白くしていきます。この方法の最大の特長は、即効性に優れている点です。

通常、1回の施術でもその効果を実感しやすく、短期間で歯を白くしたい方や、結婚式などのイベントを控えている方におすすめです。しかし、その効果の持続期間はホームホワイトニングと比較すると短めである傾向があります。費用の目安としては、一般的に40,000円から70,000円程度で提供されています。

ホームホワイトニング:自宅でじっくり歯を白くする方法

ホームホワイトニングは、歯科医院で作成してもらった自分専用のマウスピースと、歯科医師から処方された低濃度のホワイトニングジェルを使って、ご自宅でご自身のペースで行うホワイトニングです。毎日数時間、マウスピースを装着することで、薬剤がゆっくりと歯に浸透し、徐々に歯を白くしていきます。

この方法のメリットは、時間をかけて白くしていくため、より自然で透明感のある仕上がりになりやすいこと、そして効果が長持ちしやすい点にあります。一方で、効果を実感するまでに数週間程度の継続が必要となり、即効性には劣ります。費用の目安は30,000円から50,000円程度です。インビザライン治療中で、マウスピースを装着する習慣がある方にとっては、特に取り入れやすいホワイトニング方法と言えるでしょう。

デュアルホワイトニング:2つの方法を組み合わせて効果を最大化

デュアルホワイトニングは、オフィスホワイトニングとホームホワイトニングの両方を組み合わせることで、それぞれの利点を最大限に引き出すホワイトニング方法です。まずオフィスホワイトニングで歯のトーンを大きく上げ、その後ホームホワイトニングでその白さを維持・強化していくことで、より早く、そしてより長く、理想の白さを実現できます。

オフィスホワイトニングの即効性と、ホームホワイトニングによる透明感のある自然な白さ、そして色戻りのしにくさを両立できるため、ホワイトニングの中で最も効果が高いとされています。最高の白さを追求したい方には最適な選択肢ですが、その分、費用も他の方法に比べて高くなる傾向にあります。

インビザライン治療中にホワイトニングを同時に進めるメリット

インビザライン治療中に歯並びを整えるだけでなく、「歯を白くしたい」と考える方は少なくありません。もちろん、インビザライン治療中のホワイトニングにはリスクも存在しますが、多くの方が魅力を感じるメリットも存在します。このセクションでは、矯正用マウスピースの活用、見た目のコンプレックス軽減、そして効率性という3つの具体的なメリットをご紹介します。これらのメリットを知ることで、理想の口元へと向かうモチベーションを高められるでしょう。

メリット1:矯正用のマウスピースをホワイトニングに利用できる

インビザライン治療中にホームホワイトニングを行う最大のメリットは、通常ホワイトニング用に別途作成が必要なマウスピースを、インビザラインのアライナーで代用できる点にあります。ホームホワイトニングでは、歯科医院で処方された専用の薬剤をマウスピースの内側に塗布し、一定時間装着することで歯を白くします。

このマウスピースをインビザラインのアライナーで兼ねることで、ホワイトニング用のマウスピースを作成する費用(一般的に10,000円~20,000円程度)と手間を省くことができます。これにより、ホワイトニングをより手軽に、そして経済的に始めることが可能になります。特に費用対効果を重視する方にとって、これは非常に魅力的な点と言えるでしょう。

メリット2:治療期間中の見た目のコンプレックスを軽減できる

インビザライン矯正は、一般的に2〜3年という長い期間を要することがあります。この期間中、歯並びが徐々に整っていく一方で、歯の色に不満を感じる方も少なくありません。歯並びの改善と同時に歯の白さも手に入れることができれば、治療期間中の見た目に対する満足感や自信を早期に得ることができます。

営業職などで人前に出る機会が多い方にとって、白い歯は好印象を与える重要な要素です。歯並びが完全に整うのを待つ間も、白い歯でいられることはモチベーションの維持につながり、矯正治療全体をより前向きな気持ちで過ごせるようになるという心理的な価値は大きいと言えるでしょう。

メリット3:効率良く理想の口元を目指せる

歯並びを整える「矯正」と歯を白くする「ホワイトニング」を同時に進めることは、理想の口元を手に入れるまでの総期間を短縮できるという大きなメリットをもたらします。もしそれぞれを別々に行う場合、「歯並びが整った後、次にホワイトニングをしよう」というように、段階を踏むことになります。しかし、同時進行であれば、矯正治療の完了と同時に、整った歯並びと白い歯の両方を手に入れることが可能です。

忙しい毎日を送る方にとって、治療期間が短縮できるのは大きな魅力です。効率良く理想の口元に近づけることで、時間的なコストを抑えながら、より早く自信に満ちた笑顔を手に入れることができるでしょう。

要注意!インビザラインとホワイトニングを同時に進めるデメリットとリスク

インビザライン治療中にホワイトニングを同時に進めることには、たしかに魅力的なメリットが存在します。しかし、理想の口元を手に入れるために安易に判断してしまうと、後々後悔するようなトラブルを招いてしまう可能性もゼロではありません。ここでは、ホワイトニングの同時進行がもたらすデメリットや潜在的なリスクについて、詳しくご説明します。

治療中に発生しうる「色ムラ」や「知覚過敏」といった具体的な問題、さらには「ホワイトニング効果の不均一性」など、事前に知っておくべき重要な注意点について掘り下げていきます。これらのリスクを正しく理解し、安全かつ効果的な治療計画を立てるための参考にしてください。

リスク1:アタッチメント周辺に色ムラができる可能性がある

インビザライン治療中にホワイトニングを検討する際に、最も注意が必要なリスクの一つが「色ムラ」です。インビザライン矯正では、歯の表面に「アタッチメント」と呼ばれる小さな突起を接着することが一般的です。このアタッチメントは、歯とほぼ同じ色をした樹脂製で、アライナー(マウスピース)が歯にしっかりフィットし、効率的に歯を動かすための重要な役割を担っています。

問題は、このアタッチメントが接着されている部分は、ホワイトニング剤が直接浸透しないという点にあります。そのため、治療中にホワイトニングを行った場合、アタッチメントが装着されている部分だけが元の歯の色のまま残り、アタッチメント周辺以外の歯は白くなる、という状態になります。

そして、矯正治療が完了してアタッチメントを歯から除去した際に、その部分だけが「まだら模様」のように元の歯の色で残ってしまい、歯全体の色が不均一に見える「色ムラ」となってしまう危険性があるのです。この色ムラは一度できてしまうと修正が難しく、せっかく歯並びが整っても、見た目の満足度を大きく損ねる原因となるため、同時進行を検討する上で非常に重要なリスクとして認識しておく必要があります。

リスク2:矯正中の歯が刺激に敏感になり、知覚過敏を起こしやすい

インビザライン治療中にホワイトニングを同時進行させる場合、知覚過敏のリスクが高まる点も無視できません。歯列矯正中は、アライナーによって歯に継続的に力が加わり、歯がゆっくりと移動している状態にあります。この歯が動く過程で、歯の根元や歯茎の周辺が敏感になることがしばしばあります。

このような敏感な状態の歯や歯茎に、さらにホワイトニング剤という化学的な刺激が加わることで、通常よりも歯がしみたり、ズキズキとした痛みを感じたりする「知覚過敏」の症状が強く現れる可能性があります。知覚過敏は一時的なものであることが多いものの、痛みが続くとホワイトニングの継続が困難になるだけでなく、日常生活にも支障をきたすことがあります。

特に、インビザライン矯正ではアライナーを長時間装着する必要があるため、ホワイトニング剤が歯に触れている時間も長くなりがちです。ご自身の歯や歯茎の敏感さを考慮し、歯科医師と十分に相談した上でホワイトニングのタイミングや薬剤の濃度を慎重に決めることが大切です。

リスク3:歯の移動によってホワイトニング効果が均一に見えないことがある

インビザライン治療中にホワイトニングを行う際、歯の移動という矯正特有の現象が、ホワイトニング効果の見た目に影響を与えることがあります。矯正治療の初期段階では、歯が重なり合っていたり、一部が隠れて見えなかったりする部分があるものです。もし、このような状態でホワイトニングを早めに行った場合、薬剤が届かなかったり、光が十分に当たらなかったりする箇所が生じます。

矯正が進み、歯並びが整ってくると、それまで重なっていた歯が少しずつ移動して露出し始めます。その結果、治療の早い段階でホワイトニング剤が届いていなかった部分が、本来の歯の色で現れてしまい、歯全体として見ると色味が均一ではないように感じられることがあるのです。

これは、歯並びが整うことで新たな面が見えてくるがゆえに起こる現象であり、ホワイトニングの効果そのものが不十分だったわけではありません。しかし、せっかくホワイトニングをしても、最終的に歯全体の色がまだらに見えてしまうと、患者さんの満足度は低下してしまいます。このため、インビザライン治療中のホワイトニングは、そのタイミングを慎重に選ぶことが非常に重要であるとされています。

【タイミング別】インビザラインとホワイトニングの最適な進め方

インビザライン治療中に歯の白さも手に入れたいと考える方は多いのではないでしょうか。しかし、ホワイトニングを行う最適なタイミングは一つではなく、目的や歯の状態、矯正の進捗によって異なります。このセクションでは、「矯正と同時」「矯正完了後」「矯正開始前」の3つのケースに分けて、それぞれのメリットとデメリットを詳しく解説します。最終的には歯科医師との相談が不可欠であることを忘れずに、ご自身に合った進め方を見つけるための参考にしてください。

ケース1:矯正治療と「同時」に進める場合

インビザライン治療とホワイトニングを同時に進める場合、主にインビザラインのアライナーをそのまま利用した「ホームホワイトニング」が選択肢となります。この方法の最大のメリットは、ホワイトニング用のマウスピースを別途作成する費用や手間が省けるため、手軽に始められる点です。矯正治療と歯の白さ改善を同時並行で進められる効率の良さも魅力と言えるでしょう。

しかし、同時進行にはいくつかの注意点があります。特に、歯の表面に接着されている「アタッチメント」がある場合、その部分はホワイトニング剤が浸透せず、矯正完了後にアタッチメントを外した際に色ムラになるリスクがあります。また、矯正中は歯や歯茎が敏感になっているため、ホワイトニング剤の刺激によって知覚過敏が強く現れる可能性も考慮しなければなりません。

この方法は、前歯にアタッチメントが少ない方や、矯正治療が終盤に差し掛かっておりアタッチメントの除去が近い方、そして知覚過敏のリスクが低い方に比較的向いていると言えます。しかし、安全かつ効果的に進めるためには、必ず歯科医師の綿密な管理と指導のもとで行うようにしましょう。

ケース2:矯正治療が「完了した後」に進める場合

インビザライン矯正治療が完全に完了した後にホワイトニングを行うケースは、多くの歯科医師が最も安全で確実な方法として推奨しています。このタイミングであれば、歯並びが完全に整い、歯の表面に接着されていたアタッチメントも全て除去されています。そのため、ホワイトニング剤が歯全体に均一に作用し、色ムラの心配が一切なく、理想的な白さを手に入れることが可能です。

さらに、矯正完了後であれば、オフィスホワイトニング、ホームホワイトニング、そして両者を組み合わせたデュアルホワイトニングといった、全てのホワイトニング方法から自由に選択できる利点があります。ご自身の希望する白さのレベルや即効性、持続性に応じて最適な方法を選べるため、より満足度の高い結果が期待できるでしょう。

唯一のデメリットは、矯正治療が終わるまでホワイトニングを待たなければならない点です。しかし、安全性や確実性、そして選択肢の多さを考慮すると、この待ち時間は十分な価値があると言えるでしょう。最終的な仕上がりにこだわりたい方、リスクを最小限に抑えたい方には、この「矯正完了後」のホワイトニングが最適です。

ケース3:矯正治療を「始める前」に進める場合

インビザライン治療を始める前にホワイトニングを行うケースも考えられます。この方法のメリットは、矯正期間中も白い歯で過ごせるため、見た目への意識が高い方にとってはモチベーション維持につながる点です。

しかし、このアプローチにはいくつかのデメリットやリスクも伴います。矯正治療は通常2〜3年という長い期間を要することが多く、その間に飲食物による着色(後戻り)が進み、せっかく白くした歯の色が元に戻ってしまう可能性が高いです。また、ホワイトニングによって白くなった歯の上にアタッチメントを装着することになるため、その部分が目立ってしまうこともあります。

ごく短期間で終わる部分矯正のプランであれば選択肢の一つとなるかもしれませんが、一般的な全体矯正の場合は、ホワイトニングの効果が長く持続しにくい点や、アタッチメント装着時の見た目の問題から、あまり推奨される選択肢とは言えません。矯正治療の期間とホワイトニング効果の持続性を考慮し、慎重に判断する必要があるでしょう。

インビザライン中のホワイトニングで後悔しないための3つのポイント

インビザライン治療中にホワイトニングを検討する際、多くのメリットがある一方で、いくつか注意すべき重要な点があります。後悔することなく、安全に理想の白い歯を手に入れるためには、これらのポイントをしっかりと理解し、実践することが大切です。ここでは、「歯科医師への相談」「市販品の回避」「異常時の使用中断」という3つの具体的なアクションをご紹介します。自己判断で行動してしまうリスクを避け、理想の口元を目指しましょう。

ポイント1:自己判断はNG!必ず歯科医師に相談する

インビザライン治療中のホワイトニングにおいて、最も重要で、かつ最初に実践していただきたいのが「必ず歯科医師に相談する」ということです。ご自身の歯の状態、インビザライン矯正の進行段階、歯の表面に接着されているアタッチメントの有無と位置、そして歯や歯茎の健康状態は、人それぞれ大きく異なります。これらの要素を総合的に判断し、ホワイトニングを行っても問題ないか、どのタイミングが最適か、そしてどのような方法が最も効果的で安全かを診断できるのは、専門知識と経験を持つ歯科医師だけです。

インターネット上には多くの情報が溢れていますが、それらの情報を鵜呑みにして自己判断で進めてしまうことは非常に危険です。期待した効果が得られないだけでなく、色ムラが生じたり、歯や歯茎に不要なダメージを与えてしまうリスクがあります。安全かつ効果的にインビザラインとホワイトニングを両立させるための第一歩は、信頼できるかかりつけの歯科医師に相談し、専門的なアドバイスを受けることにあると認識してください。歯科医師は、口腔内の状態を正確に把握し、個別の状況に合わせた最適なプランを提案してくれます。

ポイント2:安全のため市販のホワイトニング製品は避ける

ドラッグストアなどで手軽に購入できる市販のホワイトニング製品は、インビザライン治療中に使用することには大きなリスクが伴います。これらの製品には、歯磨き粉、ジェル、ホワイトニングシートなど様々なタイプがありますが、多くは歯科医師の監督下での使用を前提として設計されていません。

特にインビザライン治療中は、アライナー(マウスピース)を長時間装着しているため、歯が密閉された状態にあります。このような状態で市販のホワイトニング製品を使用した場合、薬剤の成分がアライナーの素材に悪影響を与えたり、歯や歯茎に対して過度な刺激となったりする可能性があります。また、製品によってはアライナーの変形や劣化を招く恐れも否定できません。

期待通りの効果が得られないだけでなく、歯や歯茎に炎症を引き起こしたり、アタッチメント周辺に予期せぬ色ムラを発生させたりする原因にもなりかねません。安全に、そして確実に歯を白くするためには、必ず歯科医院で処方された、インビザラインのアライナーにも対応できる専用のホワイトニング剤を使用するようにしましょう。

ポイント3:痛みや違和感があれば無理せず中断する

インビザライン治療中にホームホワイトニングを行う際、ご自身で薬剤を塗布して使用するため、ご自身の体調や歯の状態をよく観察することが非常に重要です。ホワイトニングによって歯が一時的に敏感になることはありますが、もしホワイトニング中に強い痛みを感じたり、歯がしみる感覚(知覚過敏)が長時間続いたり、または通常とは異なる違和感があったりする場合は、決して無理をして継続しようとしないでください。

そうした症状が現れた場合は、すぐにホワイトニング剤の使用を中断し、速やかにかかりつけの歯科医師に連絡しましょう。軽度の知覚過敏は適切な対処で改善することが多いですが、我慢できないほどの痛みや持続する違和感は、何らかの異常のサインである可能性があります。歯科医師に状況を詳しく伝え、適切な指示を仰ぐことが、歯の健康を守りながら安全にホワイトニングを進める上で不可欠です。ご自身の体の感覚に耳を傾け、異変を感じたら専門家を頼るという意識を持つことが大切です。

インビザラインとホワイトニングに関するよくある質問

ここでは、インビザライン治療中のホワイトニングに関してよく寄せられる質問にお答えします。

Q1. ホワイトニングの費用はどれくらいかかりますか?

ホワイトニングにかかる費用は、施術の種類やクリニックによって異なります。一般的に、歯科医院で行うオフィスホワイトニングは40,000円から70,000円程度、ご自宅で行うホームホワイトニングは30,000円から50,000円程度が相場とされています。

インビザライン治療中にホームホワイトニングを行う場合、通常はホワイトニング専用のマウスピースを作成する費用が発生しますが、インビザラインのアライナーを流用できるため、その分の費用が抑えられ、通常より安価に始められる可能性があります。ただし、最終的な費用はクリニックの方針や提供する薬剤の種類によって変動するため、正確な金額については、必ず治療を検討している歯科医院に事前に確認するようにしましょう。

Q2. ホワイトニング剤でインビザラインのマウスピースが変形しませんか?

歯科医院で処方されるホワイトニング剤は、インビザラインのアライナー(マウスピース)の素材に悪影響を与えないように設計されています。そのため、過酸化水素や過酸化尿素を主成分とする正規のホワイトニング剤を、歯科医師の指示に従って使用する限り、アライナーが変形したり劣化したりする心配はほとんどありません。

しかし、これはあくまで歯科医院で処方された安全性の高い薬剤を使用した場合に限られます。市販されているホワイトニング製品や、歯科医師から指示されていない薬品を自己判断で使用すると、アライナーの素材にダメージを与えたり、予期せぬ変形を引き起こしたりするリスクがあります。安全にホワイトニングを行うためにも、必ずかかりつけの歯科医師から処方された薬剤を使用し、指示された方法を守ることが重要です。

Q3. ホワイトニング後の歯の白さを長持ちさせるコツはありますか?

せっかく白くなった歯を長持ちさせるためには、いくつかのコツがあります。まず、ホワイトニング直後の歯は着色しやすい状態にあるため、施術後24〜48時間は、コーヒー、紅茶、赤ワイン、カレー、醤油、色の濃い野菜や果物など、着色の原因となりやすい飲食物の摂取を控えることが非常に大切です。

日常的なケアとしては、着色汚れの付着を防ぐ効果のある歯磨き粉を使用したり、フッ素配合の歯磨き粉で歯質を強化したりすることが推奨されます。また、歯科医院での定期的なクリーニングも欠かせません。プロによる徹底したクリーニングは、普段の歯磨きでは落としきれない汚れを除去し、歯の表面を滑らかに保つことで、新たな着色を防ぎます。

さらに、数ヶ月から1年に一度を目安に、ホームホワイトニングで「タッチアップ」と呼ばれる追加のホワイトニングを行うことも効果的です。これにより、徐々に戻ってしまう歯の白さを維持し、理想の口元を長く保つことができるでしょう。

まとめ:信頼できる歯科医院で相談し、理想の白い歯と歯並びを手に入れよう

インビザライン治療中に歯のホワイトニングを行うことは可能ですが、色ムラや知覚過敏といったいくつかのリスクを避けるためには、専門的な知識と歯科医師による適切な管理が不可欠です。

最も安全で確実な方法は、インビザライン矯正が完了し、アタッチメントがすべて除去された後にホワイトニングを行うことでしょう。しかし、矯正治療の期間が長期にわたることもあり、矯正中の見た目のコンプレックスを軽減したい、効率よく理想の口元を目指したいといったお気持ちもよく理解できます。そのような場合は、歯科医師との綿密な相談のもと、ご自身の歯の状態や矯正の進捗状況に合わせて「同時進行」という選択肢も検討できます。

この複雑な判断を自己責任で行うのではなく、必ずかかりつけの歯科医師に相談し、専門的なアドバイスを受けることが、後悔しないための最も重要な一歩です。この記事でご紹介したメリット・デメリット、そして最適なタイミングを参考に、ぜひ歯科医師と一緒に、白い歯と整った歯並びという理想の笑顔を手に入れるための計画を立ててみてください。

 

少しでも参考になれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございます。

 

監修者

高橋 衛 | Takahashi mamoru
岩手医科大学歯学部卒業後、岩手医科大学歯学部口腔外科第二講座入局し、
医療法人 高橋衛歯科医院設立 理事長就任、MAMO IMPLANT CLINIC MALIOS 開設

 

【所属】
日本歯科医師会
岩手県歯科医師会
盛岡市歯科医師会
歯科医師臨床研修指導歯科医
岩手県保険医協会
日本口腔外科学会
日本口腔インプラント学会
EUROPEAN ASSOCIATION FOR OSSEOINTEGRATION
AMERICAN ACADEMY PERIODONTOLOGY
岩手医科大学歯学会
デンタルコンセプト21  会員
日本歯科東洋医学会
JIADS Club  会員
P.G.I Club 会員
スピード矯正研究会  会員
床矯正研究会 会員
近代口腔科学研究会 会員


【略歴】
岩手医科大学歯学部 卒業
岩手医科大学歯学部口腔外科第二講座 入局
「高橋衛歯科医院」 開業
「MAMO IMPLANT CLINIC MALIOS」 開業

 

岩手県盛岡市の歯医者・歯科
高橋衛歯科医院
住所:岩手県盛岡市北天昌寺町7−10
TEL:019-645-6969