
毎日きちんと歯磨きをしているつもりでも、実は磨き残しや歯垢が溜まってしまい、
虫歯になってしまうこともあるので要注意です。
歯磨きだけでは足りないのではないかと感じるときは、追加アイテムを使ってみるのもおすすめです。
そこで今回は、小児歯科医師がおすすめする、お子様のデンタルケアをさらにサポートしてくれるアイテムをご紹介します。
これらのアイテムを活用して、お子様の歯を虫歯から守り、健やかな成長を応援していきましょう。
1.デンタルフロス
デンタルフロスは、歯ブラシでは届きにくい歯と歯の間の汚れを落とすために非常に重要なツールです。
歯ブラシと併用することで、より徹底した口腔ケアが可能になります。
歯と歯の間の汚れは、虫歯の原因となる細菌の温床になりやすいのが特徴です。
お子様は歯と歯の隙間があいていることも多く、気づかないうちに汚れが溜まってしまうことが多いので注意しましょう。
デンタルフロスで定期的に清掃することで、虫歯を予防できます。
また、口腔内の清潔を保ち、口臭の原因となる歯垢や食べカスを除去することで、口臭も予防可能です。
デンタルフロスには、糸状のものや、歯間ブラシのようにコシのあるものなど、様々な種類があります。
歯の隙間や、歯並びによって適した種類を使いましょう。
2.舌クリーナー
舌クリーナーは、歯ブラシだけでは取り切れない舌の汚れを落とすためのアイテムです。
舌の表面には細菌が繁殖しやすい舌苔(ぜったい)と呼ばれる白い膜がつきやすく、
放置すると口臭の原因になったり虫歯や歯周病を悪化させたりする可能性があります。
歯磨き後に舌クリーナーを歯ブラシのように使い、舌の奥から手前に向かって優しくこすり洗いするだけで終わるので手軽なのもメリットです。
小さなお子様でまだ歯ブラシに抵抗感があるときは、舌クリーナーや舌用ブラシを口に入れるところから練習してみるのもおすすめです。
ただし、硬すぎるものは舌を傷つける可能性があるため注意が必要です。
3. 歯磨きタイマー
歯磨きタイマーは、 適切な時間をかけて歯磨きをするために役立つアイテムです。
特に自分で歯磨きを始めた年齢のお子様におすすめのアイテムで、タイマーを使うことで短すぎる歯磨きを防ぎ、しっかりと歯を磨く習慣を身につけられます。
キャラクターや音楽など、お子様向けの工夫がされているタイマーも多く、歯磨きを楽しくしてくれるのでチェックしてみましょう。
歯磨き中にタイマーの音を聞きながら磨くことで集中力が向上し、磨き残しを防ぐ効果も期待できます。
その他、スマートフォンのタイマーアプリやキッチンタイマーなどを使って簡易的に歯磨きタイマーとして使う方法もあります。
4. 歯磨きシート
歯磨きシートは、手軽に口腔ケアができるアイテムとして近年注目されています。
水や歯ブラシがなくてもどこでも手軽に口腔ケアできるので、出先で歯が磨けないときや、出先からの帰りが遅くなってお子様がそのまま寝てしまいそうなときにもおすすめです。
歯と歯の間の細かい汚れまでは落としきれない場合があるのであくまでも歯ブラシの補助として使うのがおすすめですが、
緊急用として持っておいて損はないでしょう。
また、歯ブラシが苦手なお子様でも、歯磨きシートなら抵抗なく使える場合があります。
口の中に収まりやすく、使いやすいサイズを選びましょう。
■まとめ
お子様のデンタルケア用のアイテムを追加することで、お子様自身も歯磨きに対する意識が変わることがあります。
虫歯·歯周病の予防だけでなく、コツコツと歯磨き習慣をつけるためにも、
お子様一人ひとりに合うケア方法を探してみましょう。
当院、高橋衛歯科医院は盛岡駅からタクシーで6分ほどのところにあります。
小児歯科も対応できますので、定期的に通院できる方はぜひお越しください。