こんにちは。歯科医師のこがねです。
さて、今日は ホワイトニングのお話し。
髙橋衛歯科医院では、先日新しいホワイトニングシステムが導入されました。
最近、エステサロンや、美容院、街角のホワイトニング専門店などで「セルフホワイトニング(サロンホワイトニング)」というサービスを提供するお店も増えています。こちらと歯科医院が行うホワイトニングは何が違うのか、医療ホワイトニングとセルフホワイトニングの違いを皆さん、ご存知ですか?
国民1万人に対して行われたある調査では「歯を白くすることに対して興味がありますか」という質問に対して約7割の方が「興味がある」と回答しました。また、歯科医院で行う「ホワイトニング」と、サロンや美容室、自宅で行われている非医療系の「ホワイトニング」との区別ができない方が8割もいらっしゃることもわかりました。
医療ホワイトニングとは、歯科医院で、歯科医師による診断のもと行うホワイトニングです。歯科医師、または歯科医師の指示のもと歯科衛生士が適切に管理された手順で行うため、安全性も重視した施術として提供されます。医療ホワイトニングに使われる薬剤成分は、歯の表面の着色汚れだけでなく、内部の黄ばみも分解します。医療ホワイトニング材は、歯に悪影響があるのではないかと心配される方もいらっしゃるかもしれません。しかし2000年代からは、中性に近い約pH6の薬剤が医療機器として認可され、歯を刺激せずに色素を分解できる製品で医療ホワイトニングが行われるようになってきています。
セルフホワイトニングとは、希望者自身が、歯の外側の着色汚れを除去するホワイトニングです。歯の外側の着色汚れが取れるので本来の色に戻りますが、より白くするための有効成分を配合することは法律上できません。また使用する機材や成分についてのルールも無く、歯に塗る溶液も「化粧品」や「歯磨き粉」「独自に調合した液」など様々です。
値段は1回あたり約5,000円が相場のようです。お店によっては複数回のコースや、サブスクリプション利用プランをすすめる場合があると患者さんからお話しがありました。
このように、セルフホワイトニングは提供内容だけでなく法律的な基準、スタッフの専門性など多くの点で歯科医院が提供する医療ホワイトニングとは異なるサービスであると言えます。
医療ホワイトニングの種類は3つあります。
①オフィスホワイトニング
歯科医院で薬剤を塗り白くする方法です。短時間で歯を白くすることができます。専用の光を当てる方法の場合は約45分の予約1回または数回おこないます。
メリットは、短時間で白くできる。歯科医院で管理のもと行うため、安全性が高い。
デメリットは、歯科医院にいる時間が長い。
おすすめの患者さんは、結婚式や同窓会、講演会などに向けて、急いで白くしたい方。
歯科医院に任せて、安心して治療を受けたい方です。
歯科医院に任せて、安心して治療を受けたい方です。
②マウスピースを付けて行う「ホームホワイトニング」
薬剤を入れる専用マウスピースを歯科医院で作り、歯を白くしていく方法です。毎日2時間、14回の装着など使い方の指導の通りに行います。
メリットは、自分の好きなタイミングで行える。デメリットは、1日2時間程度、起きている時間にマウスピースを装着する必要がある。マウスピースを着け忘れると、白くならない。
おすすめの患者さんは、テレビを見ながら、通勤中など、毎日きちんとマウスピースを着ける時間が取れる方。マウスピースの清掃や保管が面倒ではない方がよいと思います。
③デュアルホワイトニング
オフィスホワイトニングとホームホワイトニングを併用して行う方法です。効果が早く得られ、より白くしたい方におすすめです。2つの方法を組合せるので、短時間でより白くなります。オフィスホワイトニングを先に行い、その日からホームホワイトニングを実施することをおすすめします。これが一番おすすめです。
当院では、冒頭でお話ししましたが、最近新しいい”TION(ティオン)”ホワイトニングシステムが導入されました。
ホワイトニング用品には海外の製品が多いのですが、TIONホワイトニングは日本で開発されたホワイトニングシステムです。ホワイトニングジェルに含まれる有効成分が、歯を痛めることなく内部まで浸透し、着色汚れや沈着した色素を分解することで歯を白くします。
日本の厚生労働省からの薬事許可も受けているので安心して使用することができます。
是非、髙橋衛歯科医院でホワイトニングしてみませんか。
歯科医師 金 俊介