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2022.08.05

『いよいよ夏到来!』

盛岡でもいよいよ梅雨明けしました。急な暑さで体調を崩されては居られないでしょう
か。

さて7月23日は二十四節気の大暑(たいしょ)でした。
大暑は読んで字の如く、一年で最も暑くなる時期です。
近年は地球温暖化の影響もあるのでしょうか、岩手県と雖も夏はクーラーが必須の気候
となって居ります。

私が子供の頃の岩手の夏というのは、家の中は網戸に扇風機orうちわだけでも凌げたも
のです。
夜になれば涼しい風が入ってきますし、夏休みともなれば親からは「宿題は涼しい朝の
うちにやっておきなさい」と言われ、なるべく午前中に宿題を終わらせ(実際には宿題
の大半は、夏休み最後の3日間くらいで必死になってやるのですが)、お昼からはおじ
いちゃんと一緒にダイエーに行って昼食をご馳走してもらい、それからクーラーの効い
た4階の本屋にて、隣のCDショップから流れてくる流行歌を聴きながら漫画本を立ち読
みして過ごしたものですが、今の夏は朝な夕な構わず暑いものですし、ダイエーもない
ですし、世間の本屋の本は全てカバーがかかっていて立ち読みなどできなくなりました
し、そもそも祖父は私が二十歳の時に亡くなりましたから、随分と気候も、そして私を
取り巻く環境も変わったものだと肌身で感じているものです。

話が逸れてしまいましたが、東洋医学では一年を春夏秋冬の四季だけではなく、二十四
節気の「大暑」から9月8日頃の「白露」までの期間を「長夏」の季節として、五行理論
に基づき一年を春・夏・長夏・秋・冬の五季に分類する考え方があります。
長夏の季節は長い梅雨の影響から体内に内湿が溜まりますので脾を損いやすい季節です。
ですからこの季節は湿を体外に排出し、脾の気を巡らせる、所謂”益気健脾”を促すの
が良いのですが、具体的には温性、甘味を摂ると良いとされて居ります。
脾の気が変調を起こしますと、全身のだるさや倦怠感、食欲不振や慢性下痢、げっぷな
ど、主に胃腸に関する不調が現れてしまいます。
また思考は脾と結びつきが深いとされており、深く考えすぎることも脾を傷つける原因
とされております。

ですから、上記のことを踏まえて、東洋医学では長夏の季節の食材として、生姜、大葉、
大根などの、消化機能を高め、毒素を体外に排出する野菜を摂ると良いとされています。
また、芋、大豆、栗、穀物なども補気補脾に良いでしょう。滋養に良いとされる土用の
うなぎもこの季節ならではですね。

そして、くよくよと深く考え悩むことを予防するのに丁度都合良く、この季節は各地で
お祭りが催されますね。
昨年、一昨年はコロナの影響で中止されてしまった盛岡の夏の風物詩、さんさ踊りも今
年は復活するとのことで、楽しみにした方も多いのではないでしょうか。また久しぶり
にあの盛大な太鼓のパレードを見たいなあなんて、私も思って居りますよ。

他にも夏の風物詩、たくさんありますね。カブトムシやクワガタを探しに行ったり、蝉
の鳴き声、夜になれば田んぼからはカエルの鳴き声。人間だけでなく虫たちや動物たち
も一生懸命ですね。
青空をバックに一面真っ黄色のひまわり畑を満喫するのも楽しそうです。新鮮なとうも
ろこしにかぶりついたり、夏は黄色が似合う季節ですね。
また、お祭りでは今の時代も金魚掬いってあるのでしょうかね。浴衣姿で金魚を救って
いる子供さんやお嬢さん、頑張っているお父さん、涼やかな夏のワンシーンですね。
花火大会なども今年は開催されるのでしょうか。ご自宅でバケツを用意してファミリー
パックの手持ち花火だけでも風流ですよね。締めは線香花火でしんみりと…。

子供の頃はあっという間に過ぎ去った楽しかった夏休み。それでもあるだけ良かった。
大人になったらありませんからね。大人の私たちは数少ない休日を目一杯楽しめるよう
に、今のうちからワクワクするような夏の計画を立てておきたいですね。

貴重な夏の1日1日を大切に過ごすために、日頃から歯医者さんで定期的な歯の健診を受
けて、是非とも美味しい夏を味わって下さいね。

歯科技工士 泉山

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