今年も気づけばあと1か月。令和になって初めて迎える年末ですね。
冬を迎える準備はお済みでしょうか。
私事で恐縮なのですが、先日自家用車のタイヤを夏タイヤからスタッドレスタイヤへと
交換いたしました。
普段からタイヤ交換は自分でジャッキアップして行なっているのですが、
今乗っているクルマは今年の春に買い替えたクルマですので、このクルマでは初めての
タイヤ交換でした。
初めてと言いましても要領は同じですからいつも通りに交換し終えたのですが、何日か
経ったある日、ふとネットでクルマ雑談をしている掲示板を閲覧していますと、
とある匿名さんが「タイヤ交換のとき回転方向間違って取り付けちゃって、付け直した
からやたらと時間がかかった」とおっしゃっているのが目に止まりました。
回転方向が決まってるタイヤなんてあるんだ、と思いまして、Googleで『タイヤ 回転
方向』なんて検索してみますと、意外にも各社そのようなタイヤがラインナップにあるのです。
どうもタイヤの溝の形が一方向に向かうようにデザインされており、それによってタイ
ヤのグリップ性能や排水性能の向上が期待できるそうなのです。
こと排水性能に関しましては、回転方向指定のタイヤをもしも逆向きに取り付けてしま
うと、いわゆる“ハイドロプレーニング現象”が起きやすくなり、大変危険なのだそうです。
なるほどと思い、自分のクルマのタイヤを見に行ってみますと、『ROTATION→』の文字が。
そうなんです、この『ROTATION→』のマークとは回転方向のこと、実はこのタイヤが正
に回転方向指定のタイヤだったのです。
そんなの聞いてないよ!と思いながら、四輪全てチェックすると、残念なことに前輪を
左右逆に取り付けてしまっていました。
4本とも再交換ではないのが不幸中の幸いですが、前輪2本を改めてタイヤ交換しなけれ
ばならなくなってしまいました。
しかもジャッキで上げて行うので、両輪を一度に外して交換することもできず、一旦夏
タイヤを仮に履かせてから再度交換という二度手間…。
こんなことなら始めからちゃんとタイヤの表示を見ておくんだったと思う一方で、タイ
ヤのサイドに小さく表示されたマークなんてよほど意識しないと気づきません。
事前に言ってくれないと分からないよ、という感情も。
クルマの購入時にセットで買ったタイヤだったのですが、店員さんも回転方向指定のタ
イヤだということを一言付け添えてくれても良かったんじゃないかなと思ってしまいました。
だけどもしかしたら非があるのは自分の方で、タイヤ交換を行うくらいの技術があった
ら、回転方向指定タイヤの存在くらい知ってなきゃいけなかったのかも。
誰が悪いとか云々ということでもありませんが、勉強になる出来事でした。
どの業界でも、製品やサービスを提供するには説明する義務と責任があると同時に、購
入者の側も全くの無知ではいけないと思いました。
また、自分で行うなら自己責任で、という教訓になりました。
ちなみに当院のインプラントも装着されている歯の部分は、骨に埋まったインプラント
体にネジどめで固定されているものです。
希にですが、気付かないうちに緩んでいることもあります。
そのような不具合を早期発見するためにも、定期的な検診とメインテナンスは必須です。
メインテナンスは当院の専門のスタッフが行いますので是非定期検診にいらしてくださ
いね。
高橋衛歯科医院は、年内12月28日の午前中まで診療します。
歯科技工士 泉山