先日まで暑かったのですが、今は一気に気温が下がってきましたね。
皆さんは体調は崩されてないですか?
前回のブログは、歯科助手の中野さんによる歯ブラシについての内容でしたね。
今回私は、フッ素配合歯磨剤の効果的な使い方についてお話したいと思います!
「イエテボリテクニック」という方法です。
以前テレビでも、取り上げられていたのでご存知の方もいらっしゃると思います。
イエテボリテクニックとは、
虫歯予防で有名なスウェーデンのイエテボリ大学で発案された歯磨き方法で、
フッ素の効果を最大限に引き出してくれる方法です。
この方法を行うことによって、
通常の歯磨きだけではなかなか予防できない歯と歯の間のムシ歯が26%も予防できたという報告があります。
さて、やり方ですが…。
⑴歯ブラシに2cmフッ素入り歯磨剤をつけます。
(5歳位までは5mm,6〜14歳位までは1cm, 15歳以上は2cmが目安です)
⑵歯磨剤を歯全体に広げます。
⑶2分間磨きます。
(実際に2分では磨ききれないので、一度磨いてからの方が予防効果が高まります)
⑷歯磨剤による泡立ちを保ちます。
⑸歯磨剤を吐き出さずに10mlの水を含みます。
(ペットボトルのキャップ1杯分)
⑹30秒間そのまま洗口します。
⑺吐き出した後、2時間は飲食をしません。
少量の水でうがいをするのは、フッ素の成分をしっかりとお口の中に残すためです。
また、飲食をしないのはフッ素の効果を長続きさせるためです。
市販の歯磨剤は味も強く、泡だらけになってしまい、一度のうがいだけではすっきりしないので、
何回もうがいしていませんか?
それでは、お口の中には爽快感しか残りません。
歯科専売の歯磨剤は、「低発泡」「低香味」「低研磨」なので、一度のうがいでも十分です。
できるだけ、歯を削りたくないので、ぜひ実践してみてください。
当院では、待合室に歯ブラシや、歯磨剤をディスプレイしています。
色々な種類がありますので、皆さんのお口にあった歯磨剤を、処方いたしますね。
ぜひ、お気軽にスタッフに声をかけてくださいね。
歯科衛生士、福士でした!