盛岡市北天昌寺町、高橋衛歯科医院、歯科技工士の若宮です。
9月になり、ここ最近朝晩が涼しくなってきましたね。
日中と温度差があるので、体調を崩し気味な方もいるのではないでしょうか?
また、9月、10月は秋の台風が心配ですね。
実は台風が通過した際の気圧や気温の変化が身体やお口の中の健康に影響しているようです。
昔から“飛行機に乗ると気圧の影響で歯が痛くなる”とよく言われていました。
歯周病悪化の原因も気圧などの天気に関係しているのではないかと考え、
実際に調べることにした結果、気象状況(風速、気圧、日照時間、雨量、温度、湿度)を照らし合わせてみると、
「気圧の急激な変化」と「気温の急激な変化」が歯周病の急性化の引き金になっていることが判明したそうです。
季節の変わり目に気温が急に変化したときや、台風などの通過で気圧が変化したときなどに、
歯周病が悪化する傾向があるということから、今の時期が要注意ですね。
メカニズムはまだ不明なようですが、気象変化によって身体の状態のバランスが崩れ、
免疫力が低下することが要因となるようです。
歯周病の急性化が起こるのは、気象変化があってから1~3日後であることもわかっています。
この時間差は、歯周病菌などの菌に対する免疫反応を引き起こすのに2~72時間とされており、
歯周病菌が歯周ポケットに侵入してから増殖して炎症を起こすまでの時間だと考えられます。
天気によって生じたり悪化する慢性の痛み(片頭痛や肩こり、頸椎症、関節症、腰痛など)は
「天気痛」として注目されていますが、
歯周病においても気象状況が悪化させる一要因となっているようです。
対策として、日頃の適切な歯磨きによって、プラーク(歯垢)や歯石の除去、
また、気象状況を気にかけて、気圧や気温の変化が起きそうだと予測される時期には、
洗口剤の使用や歯科衛生士による口腔ケアなど、早めの予防措置を心がけで下さい。
高橋衛歯科医院では、治療や予防のクリーニングで通院されている方に、
1年に1回のレントゲン撮影、歯周病の検査、むし歯のチェックなどの検診をお薦めしています。
自覚症状がなくても何かしらを早期に発見できたら、治療の相談もできますし、安心できますよね。
時期が来たら、先生やスタッフよりお声がけしますので、定期検診をお受けください(^_^)
これから秋が進むにつれ、食べ物が美味しくなりますね。
楽しく美味しい食事のために、お口の中と身体の健康に気をつけてお過ごしください。