私の子供たちも、学校で歯科検診を行いましたが、むし歯はありませんでした。
親としては、ほっとしたところです。
では、むし歯はどうしたらできるのでしょうか?
むし歯は、ミュータンス菌がだす酸によって歯が溶けていきます。
口の中のpHは約7.0です。食べ物や飲み物を口に入れると、口の中は酸性に傾きエナメ
ル質が溶けていきます。
唾液が中和しながら元に戻すには、およそ40分かかります。結構時間がかかりますよね。
口の中が酸性の時間が長くなると、歯を溶かしている時間が長くなるので、むし歯にな
ってしまいます。
ちなみに、ジュース類はpH2.2~4.0くらいです。
硬い表面エナメル質が溶け始めるのはpH5.5~5.7です。
また、象牙質、セメント質、幼若エナメル室、乳歯で5.7~6.2。
ジュースばかり飲んでると、歯が溶けてしまうというのも理解できますね。
虫歯を予防するため、食生活の見直しは必須ですが、日々家庭でのフッ素配合の歯磨剤でしっかり磨き、
少しずつ歯を硬くして、さらに歯科医院での高濃度フッ素の塗布でしっかり硬くするのが望ましいと思います。
私の子供たちも、定期的にフッ素を塗布をしていますよ。
また、お子さんに限らず大人の方もクリーニングのあと、フッ素を塗ってむし歯予防を
行っていきましょう!
歯科衛生士、福士でした。