高橋衛歯科医院です。
本日はマウスピース型矯正治療のリスクについてお話しします。
メリットの多い矯正術ですが、欠点も理解した上で始めることをおすすめします。
1:1日の装着時間が非常に長い
矯正で使うマウスピースは1日20時間以上装着する必要があります。
装着時間が不足していると、シミュレーション通りに矯正が進行しなくなる可能性があります。その結果、矯正が完了するまでの期間が長くなり、治療費が多くなってしまうかもしれません。
「1日20時間以上つける」というよりも、「飲食や歯磨きのとき以外はずっとつけておく」という意識で生活することをおすすめします。
2:飲食について
飲食の前に必ずマウスピースを外してください。
たとえ何か一口食べるだけであっても必ず取り外し、食後は歯磨きを行い、そのあと速やかにマウスピースをつけ直す必要があります。
また、「無色透明の飲み物」であっても糖分が含まれている場合は、マウスピースを外してから飲んでください(そうしないと虫歯になりやすくなります)。
そして赤ワイン、お茶、コーヒーなどには糖分が含まれていないものの、マウスピースが変色する可能性があります。ただ、マウスピースは1週間程度で交換しますのでご安心ください。
3:歯並びによってはマウスピース型矯正では対応できない可能性も
マウスピース型矯正では対処できない(もしくは対処が難しい)歯並びもあります。
・大きく歯をスライドさせる必要がある
・重度の受け口や出っ歯(骨格的な問題がある)
・重度の歯のねじれ
・歯周病で歯が揺れている
・抜歯しなければならない場合
もちろん上記に該当していても対応できるケースもあります。まずはご相談ください。
※「抜歯が必要=マウスピース型矯正ができない」というわけではありません。ただし、治療の難易度は上がります。
少しでも参考になれば幸いです。
本日も最後までお読みいただきありがとうございます。
盛岡市にある歯医者・歯科
『高橋衛歯科医院』
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