歯周病は、以前は歯槽膿漏と呼ばれていましたね。
厚生労働省の実態調査によると、30代以上の3人に2人が歯周病なのだそうです。
お口の中に歯周病菌があると、歯周ポケットの中で歯周病菌と免疫とが戦い、そのため
に歯茎が腫れて出血を起こしてしまいます。
歯磨きをしていて歯茎から出血してしまうこと、ありませんか？
もしかしたら歯周病かもしれませんよ。
歯周病がもたらす災いは、実はお口の中だけにとどまりません。
意外に思われるかもしれませんが、実は歯周病は糖尿病にも関係がある病気です。
口の中に歯周病菌があると体内の悪玉ホルモンが増えてしまい、インスリンが正常に働
くことができず、血糖値が上がってしまうんですね。
反対にお口が綺麗であればインスリンが元気に働くことができます。
歯周病治療をして健康なお口を手にいれることは「糖尿病の飲み薬１剤分」とも言われ
ています。
定期検診の受診率が高い歯科先進国スウェーデンでは、80代で残っている自分の歯の本
数が、日本よりも約8本も多いのだそうです。
歯を失う主な原因である歯周病予防には、定期検診が効果的であるということを表して
いるのではないでしょうか。
「歯医者さんは、歯が痛くなったら行くところ」
このように考える人が多くて、スウェーデンに比べると日本の定期検診への意識は低か
ったんですね。
ですが、歯が痛くなくても、ムシ歯じゃなくても歯周病は進行し、歯が抜けてしまう原
因になります。
歯周病かどうかチェックしてみましょう。
□ 口臭を指摘された、または自分で気になる
□ 朝起きたら口の中がネバネバする
□ 歯磨き後に、歯ブラシに血がついたり、すすいだ水に血が混じることがある
□ 歯茎が赤く腫れてきた
□ 歯茎が下がり、歯が長くなった気がする
□ 歯茎を押すと血や膿が出る
□ 歯と歯の間にものが挟まりやすい
□ 歯が浮いたような気がする
□ 歯並びが変わった気がする
□ 歯が揺れている気がする
・４～５個当てはまる人
中等度以上に歯周病が進行してる可能性があります。早期に歯周病の治療を受けましょ
う。
・１～３個当てはまる人
歯周病の可能性があるため、軽度のうちに治療を受けましょう。
・０個の人
当てはまる項目がなくても、無症状で歯周病が進行することがあります。
1年に１回は歯科検診を受けて歯周病を予防しましょう。
どんな結果だったでしょうか？
日常のセルフケアをしっかりしている人も、ときどき歯医者さんにいらして検診を受け
てみてくださいね。
当院おすすめの歯ブラシやブラッシング方法、おすすめの洗口液なども実際に体験して
いただくことができますよ。
高橋衛歯科医院 歯科技工士 泉山
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岩手県盛岡市の歯医者・歯科
『高橋衛歯科医院』
〒020-0136 岩手県盛岡市北天昌寺町７−１０
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